【完】お前だけは無理。


「そんな脅えた顔しないでよ。とりあえず…キスしよ?」



ゆっくりと、近づいてくる浩太君の顔。


な、なんで…こんなことになっちゃったの?

私が…ホイホイついて来ちゃったから?



『雪、あの男気をつけなさい』

『あー、俺も同感。あいつ絶対雪に気あるって』



昨日、二人から言われた言葉を思い出す。

やっと、意味を理解した。



「ぃゃ…」


「大丈夫。とろけきった顔させてあげる…」



あの時、なんで転んじゃったんだろう。