【完】お前だけは無理。


浩太君は私の肩を抱きながら起き上がらせてくれると、手を握りながら歩き出そうとする。

触れられた箇所が気持ち悪くて、離れようとした私より先に、瞳ちゃんが浩太君の手を振り払ってくれた。


昨日のデジャビュ…。

笑顔だけど目が笑っていない浩太君と、容赦なく睨みつける瞳ちゃん。



「あたしが連れて行くから。あんたは真面目に授業受けてな」



威嚇するような瞳ちゃんに、浩太君が笑った。