「………俺に会いたくて?はっ…それで一生懸命育ててくれてるおばさん捨てて来たわけ?最低だな」



何を言っても、止まらない和君の罵倒。

一言一言が刃となって心臓に突き刺さり、私は思わず目をきつく、きつく瞑った。


和君の言いたいことはわかるよ…?



「いいから早く引っ越せよ。こんなところ住んで、何かあっても知らねーからな」



それだけ言い残して、去ろうとする和君。