【完】お前だけは無理。



「あら白川さん、久しぶり。早かったわね」



「思ったより早く着いてしまって…」



「クラスは確認したの?」



「はい。さっき見に行ってきました」



「そう。それにしても……」




その先の言葉を濁し、ゆっくりとこちらに近づいてくる校長先生。



何だが怖いその表情に、反射的に一歩後ずさる。



な、なんだろう…。