「…なんで真人?」
その表情は明らかに怒っていて、私は不思議に思い首を傾げた。
「え…だって、瀧川先輩が、ケジメつけなさいって背中押してくれたの」
「…随分仲良いな」
「和君…?」
「見舞いこない間も、真人と一緒にいたんだろ?」
え…?どうして、知っているんだろう?
三人の誰かにでも聞いたのだろうか?
怒っている理由がわからなくてじっと和君を見つめていると、何やら意味深な視線が2つ。
ニヤニヤとこちらを見つめる瞳ちゃんと楓ちゃんに、またしても首を横に傾げた。
「うわー、和哉君って、ヤキモチとかやくんだ」
「ぎゃはは!意外と子供っぽいな!」
ヤキモチ…?
えっ…和君が!