【完】お前だけは無理。



ガラスを割って入ってきたのだろうか、痛々しいその姿に、胸が痛くなる。


いつだってそうだった。


私が心から助けを求めた時、和君はまるで聞こえていたかのように現れる。

そして、ヒーローみたいに私を助けてくれた。


こんな人を…

好きになるなって方が、無理に決まっているじゃないか…っ。



お父さんとお母さんがいなくなった時、本当に悲しかった。

悲しくて悲しくて…けれど、ひとりぼっちだなんて思わなかったんだ。