…って、これじゃあまるでどっちも亡くなったみたいな言い方。 ふたりのことを考えるのは、止めよう。 「俺ら席も近いみたいだぜ!角っこの後ろー!」 目がいいのか、楓ちゃんは少し離れた黒板に貼られている座席表を見てそう言った。 席順は、名前の順のようで、丁度瞳ちゃんが小泉なので一番端の後ろ、その隣が白川で私、その前の席が笹川で楓ちゃん、という座り。 嬉しいっ…! そんな偶然に感謝して、三人で席に座った。