涙さえ止まって、私は恐る恐る顔を上げて先生を見た。 その顔は、まさに恐怖そのもの。怒りに眉がピクピクと動いていて、唇が切れるんじゃないかと思うほどに、噛み締めていた。 目を見開いて怒りに震える先生に、違う意味で私の震えは収まらなくなる。 "怖い" もう、その言葉しか浮かばないほどに。 「あいつ…俺の邪魔ばっかりしやがって…生意気なんだよ、教師からも生徒からも慕われてるかなんだかしらないけど、いつも俺を見下すようにして…ッ」