「長い間教師を続けてきたけど、本当に地獄のような日々だったよ。生徒には気持ち悪がられて、若い教師からは馬鹿にされて…」 震えが止まらない私を側に、先生は一人淡々と語る。 「そこに、白川が現れたんだよ」 「……」 「俺を慕ってくれる生徒なんて、白川が初めてだった。白川が俺に優しい言葉をかけてくれたあの日から、お前が愛しくて仕方がなかったよ」 ーーーまずい。 直感的に、そう感じた。