両手を、後ろで縄のようなもので結ばれていた。 足にも鎖のようなものが付けられていて、身動きが取れない状態だったのだ。 この場にいるのは、どうやら私と先生だけ。 ということは、つまり… 「なかなか目を覚まさないから、薬の分量を間違えたのかと思ったよ」 …私をここに連れてきて、こんな状態にした犯人は、先生ということだろうか。