『私のメール、見た?』 一瞬、なんて返事をしていいかわからず、下唇ぎゅっと噛む。 瞳ちゃんがどうして和君と私の間に何かあったと勘付いたのかはわからないけれど、 「うん…明日、話してもいいかな?」 瞳ちゃんになら、聞いて欲しいと思った。 奥から、楓ちゃんらしき人の叫び声が聞こえる。 『もちろんよ。今横で楓が代われ代われって叫んでるわ。ちょっと相手してやってくれる?』 やっぱり…楓ちゃんだ。