【完】お前だけは無理。



どんよりと湿った空気が、まるで私の心の中みたいだ。


勝手に帰って来ちゃったけど…明日学校で会えたら、ちゃんとお礼を言わなきゃ。


…そういえば。

私は、鞄の中にあるケータイを取り出した。


電源は、まだある。

立ち止まって、携帯を開くと、画面には新着メール12件という文字。

…え?


驚いて宛先と内容を確認すると、それは11件は瞳ちゃんと楓ちゃんからだった。



【雪、学校休んでるけど大丈夫か?】

【何かあったの?】



【和哉君からきいた!風邪大丈夫か?ちゃんと休めよ!!】

【今日涼介伝いで雪が寝込んでるって聞いたわ。お大事にね?】



いくつもの、私を心配してくれるメール。
嬉しくて、なんだかちょっぴり泣きそうになる。