【完】お前だけは無理。



その話は、聞いていいものかわからなかったので聞かなかったけれど…いざ聞くとなると、怖くて手が震える。



「あれは忘れろ」


「…え?」


「あいつらのことなんか、お前は考えなくていい」



予想外の言葉に、私は開いた口がふさがらなかった。

忘れろ…って、そんなこと言われて、忘れられるものじゃないよ。

それに、どうして、私には教えてくれないの?


和君は、二人が再婚したことを結構前から知っていたはずだ。