【完】お前だけは無理。




「………うざ」



なんて、和君に言われても、今は心が痛くはならなかった

心が、懐かしい思い出で溢れていたんだ。








ピピピピという機械的な音がなって、体温計を見る。

37度、ぴったりかぁ…。



「和君、私、もう熱下がったから、家に帰るね…?何日もお世話になってごめんなさい。ほんとうにありがとう」


時刻は夜の、7時。
時計がそれを示していた。

今から帰って、明日は学校に行けるだろうか…?

そういえば、携帯は鞄の中に入れたまま、一度も確認していなかった。