「和君…私、どうしてここに…?」



和君が、運んで来てくれたの…?

なんという、デジャビュ。



「……お前、また雨の中倒れて、二日間熱にうなされてた」



…え?

二日間…?



「わ、私、二日も寝込んでたのっ…?」


「…同じこと何回も言わせんな」



いつもの和君の口調に戻っていて、少し肩を落とす。

けれど、自分がどれだけ迷惑をかけたか気付いて、申し訳ない気持ちでいっぱいになった。


「和君…ずっとついててくれたの…?」



二日間ってことは…今日は学校のはず。