【完】お前だけは無理。



レミちゃん、あんなに好きだって、かっこいいって、言ってたのに。


で、でもきっと、こんなのは虚勢だよね?

ほんとうはまだ、諦められないはずだ。


好きという気持ちが、そんな簡単に消えるはずがない。

私はそれを、痛いほどに知っている。



「大丈夫だよレミちゃん!めげずにアタックしよう!」

「は?何言ってるの雪?あんな奴にアタックする価値なんてないし、好きなんて気持ちどっか行っちゃったわよ!」


「はーあ、次探そ、次」と言って、レミちゃんは先ほどの涙はどこえやら、大きなあくびを一つ。


私は呆気にとられて、その場に立ち尽くした。



…え?

そういう、ものなの?


恋愛って…そんな簡単に、諦められるものなの?