「和、くん…?」 和君が、今にも泣きそうな顔をしたから。 「そっか。…叶うといいな、雪の夢」 「う、うん…」 この時、私は和君に、なんて言葉をかけたらよかったのだろう。 それは今でも……わからないまま。 そして、運命の日はやってくる。 和君の、退院の日。 私は、学校帰りに急いで向かった。 実は前日、和君が明日は早く来て欲しいと言ってきたのだ。 一緒にマンションに帰るからだろうか? わからないけど、今日はいっぱいお祝いしよう。