和君は身体に異常は無く、これといった後遺症はないだろうと言われ、私は心からほっとした。 和君が、いなくならなくてよかったっ…。 和君が目をさますまで、生きてる心地がしなかったから。 「そっか…思い出した。車が突っ込んできて…それで…」 先生から事故の説明を受けた後、病室で二人きり。 「和君…ごめんね、私のせいで…」 「バカ。なんで雪が謝んの?悪いのはあの運転手だろ。それに、庇ったのは俺の意思」 和君は、ベッドの横に座る私を、少し身を乗り出すようにして抱きしめた。