【完】お前だけは無理。













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「雪っ…!どうだった?」



ステージが終わって、和君は真っ先に私の元へ駆け寄ってきてくれた。


キラキラと眩しい笑顔を浮かべる和君に、私も同じものを向ける。



「すっごくかっこ良かった…!和君、凄い!!」

「ほんとっ…?…やった」



照れくさそうに、和君が笑う。



今日は、和君の中学の学園祭が開かれていた。

6月の30日…という、学園祭にしては少し早い気もする。


和君は、その出し物で演奏していたのだ。

軽音部で、ギターとボーカルをしている和君。



その姿はもう輝いていてかっこよくて、私はドキドキが止まらなかった。