【完】お前だけは無理。





「和君…大丈夫、かな?」



私の家に入って、みんなの帰りを待つことになった。


ソファに座る和君の表情は、青ざめている。

それでも、和君は必死に笑って、私の頭を撫でた。



「大丈夫。大丈夫だよ。きっとみんな帰ってくるから」



大丈夫…?

…うん、和君がそう言うなら、間違いない。



笑顔で頷いた、その時、家のインターホンが鳴る。


二人して同時に玄関を見て、鍵を開けるため駆け寄った。



ガチャリ、と、扉が開かれる。


その先にいたのは、和君のお父さんだった。



「…ッ!雪ちゃん!」



和君…パパ?