不機嫌そうに去って行く和君の背中を、ただただ見つめながら立ち尽くす。 あの時と、一緒の光景だ。 『今後一切、俺に関わるな。お前の顔なんて…一生見たくもない』 七夕の短冊、初詣の願い事、希代の流れ星ーー… 願うのは、ずっと変わらず同じ事。 『大好きな和君とずっと一緒にいれますように』 ねぇ、この願いはもう、叶うことはないの…?