「…ッ、雪…?」 大好きな声がきこえ、驚いて振り返る。 「…和、君…?」 そこには、息を切らしてランドセルを背負ったままの和君の姿が。 「…和君、学校は?」 「授業終わって、急いで帰ってきた…。なんか、雪がいる気がしたんだ」 涙が止まらなくなって、止められなくなって。 どうしてわかったの?とか、 どうして来てくれたの?とか、 聞きたいことはいっぱいあるのに、頭の中でそれを整理することができなかった。 「どうしたの?」 和君は、私の頭を優しく撫でながらそう聞いてくれる。