【完】お前だけは無理。



「うん!」



でも、これからは一人じゃないのかな…?



「雪…だよね、名前」


「うん!和哉、くん?」


「呼び方はなんでもいいよ」


「じゃあ…和君って、呼んでもいい?」


「うん。どうぞ」



わたしたちは、笑いあって、指切りの約束を交わした。









「雪、ピアノ上手だね」


「ほ、ほんと?」


「うん。雪のピアノ、俺好き」



あの日から、もう何度も和君とこの部屋で同じ時間を共有した。


いつものように家から抜け出して、落ち合っていた時。