…?
不思議に思って首を傾げた私に、言いづらそうな雰囲気を放っていた。
「あ、あのさ…」
「どうしたの?」
「会長に…俺から何か聞いたって言ってないよ、ね…?」
…そういえば…浩太君は和君から何か口止めされているんだった。
「言ってないよ」と伝えれば、安心したように息を吐いた浩太君。
…まだ、言ってないだけだけど…。
ごめんね浩太君、その約束は守れない…。
心の中で謝りながら、私は二人に視線を戻した。
すると、楓ちゃんと瞳ちゃんはゴミでも見るような目で浩太君を睨んでいる。
ふ、二人…とも?
「なにノコノコ登校して来てんのよね」
「次なんかやったらぶっ殺してやる…!」
あ、はは…。
心配してくれてる二人に、苦笑いしか返せなかった。

