だってあんな顔は…
「愛しくて堪らないくてどうしようもない」って…叫んでいるようだった。
「俺…手出しちゃいけない子に手出しちゃった…?」
やっと気付いた己の過ちに、初めて……会長に対しての罪悪感が芽生えた。
【side浩太 END】
和君から突き放され教室へ戻ると、心配そうな表情をした楓ちゃんと瞳ちゃんに迎えられた。
「雪!急に走ってくから心配したぞ!」
ごめんね…!と笑顔で謝って、適当に理由を付けて誤魔化した。
ごめんね二人とも…でも、心配かけたくないの。
二人は優しいから、同じように悩んで考えてくれると思う。
だから、二人の前では笑顔でいたい。
大好きだから…
「し、白川さんッ…!」
隣の席から名前を呼ばれ、振り向けば焦った表情の浩太君の姿。

