でも、拒否されると逆に燃えるっつーか…
最後までやってしまおうか、とすら考えていた時、
保健室の扉が開き、一人の男が入って来た。
そいつは随分整った顔をして、最初は落ち着いた様子で俺に話しかけてきた。
宥めるように、諭すように。
でも、それは一変した。
もの凄い形相で俺を睨みつけ、罵声を浴びさせられた。
生徒会長だとか言いながら、生徒を守るのが当然みたいなこと言いながら。
でも、俺は気づいていた。
俺を睨むその瞳に、 嫉妬 が混じっていた事をーー。
「失礼します」
謹慎期間が明け、学校へ行った朝。
先ずは生徒指導室に呼び出され、教師達に怒られた。
次に、その後校長室に行って、校長の長い話を淡々と聞かされた。
そして最後に、生徒会室に足を向けた。
ノックもせず、中に入る。
…ちっ、つーかなんで生徒会室なんて来なきゃいけねーわけ?