【完】お前だけは無理。



「…え、和哉?何、マジでこえーんだけど」



どうやら相当怒っているのか、瀧川先輩さえ本気で焦っている様子。



「お前は黙ってろ。早く出て行け」


「いやいや、ちょっと雪ちゃんに対して態度冷たくない?お前いつもの王子様スマイルはどこ行ったよ」



側から見ても、そう思うんだろうか。

やっぱり、和君は私にだけつめたいんだ。


それを、今までは嫌われているからだと思っていた。


そう思えば、全ての辻褄が合うから。

嫌いだから冷たくする、当たり前のこと。


でも…それを、確認しに来たの。



「少しだけっ…話したいことがあるの…!」



和君は、本当に私が嫌い…?

どうしても…私は無理?