【完】お前だけは無理。


…って言っても、私の価値観を押し付けるのは間違ってるかな…。


これが正解だ、と、断言出来ることではないもんね。

感情は、想いは、人それぞれか…。


私だって、偉そうに言えるほど大人じゃないから…。


とりあえず、丁重にお断りしようと口を開く。



「わ、私は…「おい」



すると、生徒会室の奥から愛しい声が聞こえた。


…和、君…?


どうして、いるの…?


瀧川先輩、いないって言ったのに…っ。


瀧川先輩を見つめ目で訴えれば、「ごめんね」とでも言うかのように困った顔をされた。



「雪ちゃんと話がしたくってさっ」



だま、された…。


お茶目にそういう瀧川先輩は、全然可愛くない。