「確かあの日さー、帰り涼介君と真人と和哉君に会ったんだよ!んで、みんなで帰えろーぜって言ったんだけど、和哉君が『昨日の子は?』って聞いてきて…」
「……」
「雪のことだと思ったから、今日から合唱部のピアノ手伝うらしいっすよー!つったら、和哉君血相変えてどっか行ったんだよなー」
…え?
「ちょっと楓…!余計なこと言わないの!」
今まで黙っていた瞳ちゃんが、焦ったように楓ちゃんの口を抑える。
「んぐっ…こらっ、離せっ…!瞳こんにゃろっ…!」
「私…行ってくるっ…!」
戯れ合っている二人を置いて、走り出した。
和君、和君、和…君っ…!
訳が、わからないよっ…
どうして、なのっ…?

