私が新入生代表に出たのを見て、体育館から出て行ってしまったのかもしれない… 普通は、そんなことくらいで出て行くなんて発想は浮かばないかもしれない。 それでも、和君なら…ありえる。 だって和君は、それほど私をーー ーー下唇を、ぎゅっと噛み締めた。 わからない、わからないけど…もしかするとまだ、和君がこの辺にもいるかもしれない。 急いで立ち上がり、体育館の出口に向かって走り出す。 在校生の挨拶が始まった中、私の行動に辺りが騒ついたのがわかった。