ちなみに、合唱部のお手伝いはの件で先生に謝ると、
『水谷が代わりの人を用意してくれるらしくてな、気にしなくていいからな』
と笑って許してくれた。和君が、代理の人を見つけてくれたらしい。
朝登校すると、隣の席に人影が。
…あ、そうだ。
和君が、四日間停学だと言っていた。
今日で…明けたのか。
和君…退学にしないでって言ったの、聞いてくれたのかな…?
単純に、退学にするまでの問題ではなかったとも言えるけれど、そう思うと嬉しくて頰が緩む。
私は恐る恐る自分の席に着くと、浩太君が私に気付いて気まずそうな顔をした。