【完】お前だけは無理。



…え?

合唱部の手伝い…って…



「和君…どうして私が手伝うこと、知ってるの…?」



なんで…?

和君が、知るはずないのに。

同じクラスでもないんだから。


なのに…どうして知ってるの…?


しまったという表情をする和君に、一つの説が浮かぶ。



…まさか、


「もしかして、心配して…待っててくれたの?」


可能性は、0に近いけれど。

だって、和君は私が嫌いだから、そんなことをする理由がない。


でも、もしかして…

私が合唱部の手伝いをするのを知ってて、終わるまで…こんな時間まで、待っててくれた…の?


自惚れすぎだと思いながらも、ほんの少しの可能性に賭けたい私がいた。



「違う」



本当、に?

じゃあ、どうして和君はそんな…バツが悪そうな顔をするの?