【完】お前だけは無理。



「か、和君…?どうして…」



…来てくれたの?


その言葉を言わなくても、意味を理解してくれたらしい和君。



「今日だけだぞ。もう暗いから…送ってやる。会長として、生徒が危ない目に遭わないためにだ」



さっきの和君はどこえやら、声は冷たいトーンに戻っていて、私の方を向こうともしない。



「待ってて…くれたの?」



恐る恐る背中にそう聞けば、やっぱり帰ってきたのは冷たい声。



「違う」



がっくり…。



「偶々生徒会室から帰る時、あの教室の前通っただけ。そしたらお前とあの教師がいたから」


「あの、教師?」