あからさまに雪に対して嫌そうな顔をしながらも、隙あるごとに雪に近づこうとする真人君を監視していたり、
雪と和哉君だけ道が別れた時も、動揺を隠しきれてなかった。
こんな和哉君、誰も見たことがなかったんだ。
どれだけ嫌いな人にも、笑顔を絶やさず流せる和哉君が、何を動揺しているのか。
道を別れて4人になった時、他の二人も同じことを考えていることがわかって一つの疑いが挙がった。
雪と和哉君には、何かあると。
…楓は鈍感だから、そういうことに気づかないんだけど。
そして、今日の保健室の事件と雪の話。
この疑いは確信に変わった。
「今日、体育の時間、和哉君雪のこと見てたでしょ?」
「…っは?何言ってるの?」
「教室の窓から、じーっと雪のこと見つめてたの、私見たんだから」
私の言葉に、焦っているのがわかる。

