「白川…」



感極まったような声で名前を呼ばれ、思わず不思議に感じる。

そこまで感謝されるほどのことしてないんだけどな…

リアクションがオーバーじゃない…?



「じゃ、じゃあ…今日は部活が休みだから、明日から一週間程お願いしてもいいか…?」


「はい、わかりました」



先生…顔、赤い?

様子の異変に気付いたけれど、この時の私は特に気に留めず、自分の席に着いたのだった。