【完】お前だけは無理。



あああっ…楓ちゃんっ…!


立ち上がる楓ちゃんを必死に宥め、とりあえず座ってもらった。



「それにしても…なんで和哉君保健室に来たんだ?」


「………」



不思議がる楓ちゃんと、黙り込む瞳ちゃん。


……?

瞳ちゃんは思い当たる縁があるのか、何か言いにくそうに顔を顰めた。


なん、だろう…。

楓ちゃんも、瞳ちゃんの様子に気づいたみたいで、「お前なんか知ってんの?」と首を傾げる。



「いや…そういえばさっきの時間さ…」



さっきの時間、体育の授業中…?