昨日出会ったばかりなのに、二人はもう私の中で、大切な存在になっていた。



「あの…えっと…何から話していいのか…」



もうちゃんと、話しておこう。

和君のことを。


でもその前に…浩太君のこと、心配してくれてるみたいだから言った方が…いいのかな?

でもでも、それはもっと心配かけちゃう…?


言うか言わまいか、一人悩んでいると、何かを勘付いたような二人の冷たい視線。



「何が、あったの?ちゃんと話しなさい」


「あいつ…ぶっ殺す…!」



瞳に怒りを映し、バキバキと関節を鳴らす楓ちゃん。