【完】お前だけは無理。


もう、衝動的だった。


次の瞬間、私は和君に駆け寄り、背中に抱きついた。


今なら、聞ける。そう思ったから。



当然、身体をビクつかせ、驚いた様子の和君。

でも、もうそんなの関係ない…。



「…っ、何して…!「和君は…ずっと…好きな人が、いるの…?」



どうしても、聞きたかった質問をぶつける。

お願い、答えて…



「誰に、何を聞いた?」



急に声のトーンが低くなり、若干怒った様子の和君。

でも、今の私にはなんの効果もない。