【完】お前だけは無理。



「どうして…ついて行ったってわかるの…?浩太君って…呼んでるの知ってるの?」



私の質問に、和君はしまった…という顔をした。

あからさまに動揺したように私に背を向ける。


もしかして…私が浩太君と保健室に行くの…教室から見えてた…?

一瞬、そんな説が浮かんだものの、その確率は極めて低い事にすぐ気付いてバツ印をつけた。


和君は私が嫌いだから、それはないか…。


きっと、一番ありえるのは…本当に偶々保健室に居合わせた。

それが、きっとシンプルな答え。