【完】お前だけは無理。


私、勘違いなんてしないから。

身の程は弁えてる。


笑顔を浮かべて、冷たい視線と向き合う。



「それでもっ…ありがとう…」



そう言えば、和君は一瞬バツの悪そうな表情をした。

イラついたような舌打ちが、保健室に響く。



「…っ、ていうか、お前も簡単に男について行くな。普通危ないってわかるだろ。浩太君とか呼んじゃって、相手に変な誤解持たせたお前も悪いんじゃねーの?」



……え?

腕を組み、早口に述べられる言葉の中の幾つかが引っかかる。