目なし女の消えない呪い

美月は頭から布団をかぶり、目なし女の恐怖に怯えていた。




〈 愛子が死に、希美が死に、次は私の番かしら?

誰かに助けを求めたい。

でも、誰に助けを求めれば、私は救われるの?

相手は悪霊……。

私は逃れられない 〉




美月はその日、布団の中で震えながら眠れない夜を過ごした。




そしてようやく空が明るくなり始めた頃、美月はウトウトと眠りについた。