目なし女の消えない呪い

【水原愛子の瞳は、私がもらった。

彼女の瞳は、とてもきれいだから】




目なし女のそのメッセージにとなりの既読の数字が、一瞬のうちに増えていく。




美月はその数字を見つめながら、笹原高校の三年生の大半が、目なし女のこのメッセージに気づいていることを知った。




【私は笹原高校の生徒が憎い。

私は笹原高校の生徒を呪い殺す】




昨日までは、イタズラかもしれないと思っていたそのメッセージが、今ではみんなの運命を握る重い言葉として、美月たちに存在していた。




美月は目なし女が、決定的な何かを書き込まないことを願いながら、目なし女の次のメッセージを待っていた。