目なし女の消えない呪い

美月は、力強く抱きしめてくれる拓也の温もりを感じながら、自分の体を拓也にあずけていた。




目なし女の呪いが解けたよろこびと、拓也に抱きしめられている幸せが、美月の心の中に入りまじって、美月はいつの間にか泣いていた。




〈 私は今日、ここで死ぬことを覚悟していたのに、私は拓也に助けられた。

拓也は私に嘘をつかない。

拓也は今夜も、私を守ってくれたから…… 〉




「拓也……」




美月は拓也の胸に顔を埋めながら、小さな声でつぶやいた。




「拓也はこれから先も、ずっと私を守ってくれるの?」




美月がそう言うと、拓也は美月の頭を優しく撫でながら、美月に言った。




「当たり前だろ。

お前はいつだって、一人じゃない。

オレは、世の中のすべてを敵にまわしても、お前を必ず守る。

絶対に!」