目なし女の消えない呪い

【私は笹原高校の生徒が憎い。

私は笹原高校の生徒の瞳を一つ残らず奪いたい。

でも、その理不尽な仕打ちは、過去に私が受けた仕打ちと何も変わらない。

私はもう、笹原高校の生徒への憎しみを忘れ、暗闇の洞窟から去ろうと思う】




美月は目なし女からのそのメッセージを読んで、ほっと息を吐き出した。




【私は今夜、三十年ぶりに、人に会った。

その人はとても勇敢だった。

暗闇の洞窟の中を我が身を省みずに、私を探してくれた】




美月は目なし女のメッセージに見入っていた。




もしかしたら、自分の必死な行動が、自分の未来を変えたのかも知れなかった。