目なし女の消えない呪い

「倉本美月、よくここにたどり着いたわね。

私はずっと待っていた。

誰かが私を見つけることを。

三十年前間、ずっと毎日、待ち続けた。

笹原高校の生徒を恨みながら……。

笹原高校の生徒を憎みながら……」




美月は目なし女のその言葉に答えることもできずに、怯えながら後ずさりをすると、洞窟の地面のぬめりに足を滑らせ、転んでしまった。




美月は洞窟の中の水溜まりの中で、しりもちをつき、手のひらを擦りむいた。




〈 止めて……、来ないで……。

私はあなたを救いたい。

理不尽な死に方をしたあなたを供養したい。

だからお願い……。

私を殺さないで…… 〉