目なし女の消えない呪い

『こっちに来なさい』




分かれ道の右側から、女性の声が聞こえてきた。




美月はその不気味な声に体を震わせながら、右側の方に懐中電灯の明かりをあてた。




〈 目なし女が私を呼んでいるわ。

目なし女が自分を見つけてもらうために……。

目なし女が私の瞳を奪うために…… 〉




美月は自分の心臓がドキドキと大きな音を立てるのを感じながら、分かれ道の右側へと入っていった。