目なし女の消えない呪い

「長島優子の遺骨は、笹原高校の裏山にある立入禁止の洞窟の中よ。

あの洞窟の一番奥に、長島優子の遺骨はあるわ」




美月は麻美子の言葉で、学校の裏山にある洞窟のことを思った。




今はフェンスで囲まれて、誰も入れなくなっている洞窟。




その洞窟は長くて、幾重にも枝分かれしていて、入ると危険だと言うことで、誰も近寄ることさえなかった。




〈 私は学校の裏山にある洞窟に行かなくちゃ。

私はそこで、目なし女を見つけるの。

きっとそれで、呪いは解ける。

私は弥生を救える! 〉




美月が麻美子の話を聞いて、リビングを出ようとしたとき、美月の背後から秀雄が叫んだ。




「美月、あんな場所にお前は行くな!

幾重にも枝分かれしている洞窟で、方向感覚をなくしたらどうする?

あの暗闇の洞窟の中で、自分が行くべき道を見失ったら……」