目なし女の消えない呪い

「その日、校舎の裏山でクラスメイト八人が、いつものように長島優子をからかっていたの。

彼女は暗い性格で、醜い容姿をしていたから、彼女の味方なんて、誰もいなかった。

私たちは味方もなく、無抵抗な長島優子をバカにして笑ったわ。

でも、その日の長島優子は違ったの。

彼女はやられているばかりじゃなかった。

彼女は隠し持っていたアイスピックで、イジメの主犯格の沼田陽平の腕を刺したのよ」




三十年間、隠されていた真実が、美月の前に晒されようとしていた。




美月は、まばたきをするのも忘れ、麻美子の話をじっと聞いていた。