目なし女の消えない呪い

「長島優子は、笹原高校の生徒を恨んでいるの!

長島優子を見つけなければ、笹原高校の生徒は、そのうち全員殺されるわ!」




「美月、何度言ったらわかるんだ!

オレに何を聞いても、そのことへの答えは出ない!」




「長島優子は、笹原高校の三年生の中で、私のことを一番に恨んでいるの!

それはなぜ?

どうして私は生まれてきたときから、呪われた存在なの?

お父さん、その理由をお父さんは知っているでしょ!」




秀雄は美月から目をそらし、何も言わなかった。




「もしも弥生が死んだなら、私も弥生の後を追って死ぬわ。

弥生だけが死ぬなんて、あまりにも不公平だから……。

目なし女が本当に恨んでいるのは、私だから……」




「美月、もう止めて!」




今まで、口を挟まずにいた麻美子が、叫ぶような声でそう言った。




「あれは仕方のないことだったの……。

私たちは、長島優子の死には関わりたくなかったの……」