目なし女の消えない呪い

夏海と千鶴は、ゆっくりと開かれていくドアを目を見開き、怯えながら見ていた。




そして開かれていくドアのすき間から、醜い顔のバケモノを見たとき、二人は我を忘れて、悲鳴を上げた。




火傷で赤くただれた顔には瞳がなく、まるで暗闇が続いている洞窟のような窪みだけがあった。




そしてその黒い窪みからは、まるで涙のように赤い血が流れ、目なし女は泣いているように見えた。




「暗い……、暗い……、何も見えない。

暗い……、暗い……、何も見えない」




目なし女はそうつぶやきながら、アイスピックを片手に夏海と千鶴に近づいていった。